NOTEです。
今回は、メディカルハーブ検定対策 第四回です。
メディカルハーブの使い方についてまとめました。
重要なところは赤字にしています。
LESSON4 メディカルハーブを使う(テキスト44ページ~62ページ)
ハーブティー

- お湯で作るハーブティー・・・温浸剤
- 水で作るハーブティー・・・冷浸剤
- ティーポットに細かくしたハーブを入れる
- 熱湯を注ぎ、フタをして花や葉は3分間、種子や根は5分間抽出する
- 茶こしを使いカップに注ぐ
- ガラス容器などに細かくしたハーブと常温の水を入れる
- 容器にフタをして常温で6時間抽出する
- 茶こしを使いカップに注ぐ
ハーバルバス

ハーブの水溶性成分を利用する方法で、入浴効果による血液循環に加えてハーブによるスキンケア効果、ハーブに含まれる精油成分を蒸気吸入する効果が得られます。
- 全身浴・・・浴槽にお湯を入れハーブを入れて肩まで浸かる
- 半身浴・・・浴槽に少な目のお湯を入れハーブを入れてみぞおちあたりまで浸かる
- 部分浴・・・ハーブを入れたお湯に手や足を浸ける
- 細かくしたハーブを木綿の袋かティーパックに入れる、または熱湯を注いで10分以上抽出して濃いめのハーブティーを作る(部分浴の場合は洗面器やバケツにハーブを入れ5分以上)
- 浴槽に入れて入浴する。
蒸気吸入・フェイシャルスチーム・芳香浴

精油などの揮発性成分を活用する方法です。
- 洗面器にハーブを入れ熱湯を注ぎ、バスタオルをかぶり深呼吸するように湯気を鼻と口から吸い込みます。
- 洗顔後、洗面器にハーブを入れ熱湯を注ぎ、バスタオルをかぶり顔を洗面器に近付け湯気を10分あてます。

ハーブの香りを部屋に行きわたらせ、嗅覚から脳に働きかけて自律神経を調整します。
部屋の乾燥を防ぐ他、抗菌作用があるハーブを使うと除菌効果も期待できます。
- ボウルやマグカップなどにハーブを入れお湯を注ぎます。
温湿布・冷湿布・アイパック・フェイスパック

水溶性の植物化学成分(フィトケミカル)を抽出し浸した布を患部に当てる方法です。
- 鍋に水を入れ沸騰させたら火を止めて、細かくしたハーブを入れて10分抽出する
- ざるを使ってこし、洗面器に移す
- 抽出液が冷めないうちにガーゼなどの布を浸し軽くしぼって患部に当てる
- 鍋に水を入れ沸騰させたら火を止めて、細かくしたハーブを入れて10分抽出する
- ざるを使ってこし、ボウルなどに入れて冷蔵庫で冷やす
- ガーゼなどの布を浸し軽くしぼって患部に当て、冷たくなくなったら取り替える
- 冷湿布の手順で作った抽出液にカット綿を浸し軽く絞る
- 目を閉じてまぶたにカット綿をのせ上から指で軽く圧迫する
- ハーブを細かくして鍋に入れ熱湯を注ぎ5分抽出し茶こしを使ってカップに注ぐ
- 鍋に戻し、冷めてからフェイスパックシートに含ませ軽く絞り10分パックする
チンキ

アルコールでハーブの水溶性成分・脂溶性成分の両方を抽出する方法です。
アルコールを使うため体内への吸収が早く、長期間(約1年間)保存できます。
- 広口ガラス瓶にハーブを入れ、ハーブが完全に浸るまでアルコールを注ぐ
- 瓶のフタを締めて1日1回振り混ぜ2週間漬け込む
- 茶こしやガーゼでこし容器にいれ冷暗所で保存する
- チンキ数滴をカップ2分の1程度のお湯またはハーブティーに入れて内服する
- 内用と同じ手順で作ったチンキを精製水で4~10倍に薄める
- 患部に塗布または湿布する
浸出油

植物油(キャリアオイル)で脂溶性成分を抽出する方法です。
皮膚に塗布しスキンケアやヤケド・傷のケア・マッサージオイルとして使います。
みつろうを加えると軟膏を作ることができます。
植物油とハーブの脂溶性成分の相乗効果が期待できます。
約3ヶ月保存可能。
- ハーブを細かくしてボウルに入れ完全に浸る量の植物油を注ぐ
- 水を入れた鍋を沸騰させボウルを湯につけときどき混ぜながら30分以上湯せんする
- 茶こしまたはガーゼを使ってこし、遮光瓶に入れて保存する
- 広口ガラス瓶にハーブを入れ完全に浸る量の植物油を注ぐ
- フタを締めて温かい場所に置き1日1回振り混ぜ2週間漬け込む
- 中身をガーゼでこしビーカーに浸出油を移す
- 残ったハーブも絞る
- 遮光瓶に入れて保存する
軟膏

浸出油とミツロウを溶かして固めたものを皮膚に塗布する方法です。
- 浸出油とミツロウを湯せん用のビーカーに入れる
- 水を入れ沸騰させた鍋に入れて湯せんする
- ミツロウが溶けるまでかき混ぜる
- 鍋から引き上げさらにかき混ぜる
- 固まる前に保存用の遮光容器に注ぎ入れる
パウダー

ハーブを粉末にして利用する方法です。
全ての植物化学成分を利用できます。
パウダーをそのまま飲んだり、料理に振りかけて食べたり、パック剤にして使用したりします。
- フードミルでハーブを粉末にする
- 茶こしを使って大きな粒を取り除く
- クレイと合わせる
- 精製水で練る
- 顔面をパックする
- パック剤が完全に乾く前にはがし、洗顔する
- フードミルでハーブを粉末にする
- 茶こしを使って大きな粒を取り除く
- ハーブを手にとり、水またはハーブティーを練り合わせる
- 肘などをこすって角質を取る
ハーブ以外の材料について
水道水・ミネラルウォーター・精製水・芳香蒸留水(ハーブウォーター フローラルォーター ハイドロゾル)など。
- ハーブティー・湿布→水道水、またはミネラルウォーター
- 外用チンキの希釈・パック剤→精製水
水溶性・脂溶性成分の両方を抽出でき、チンキを作るときに使用します。
消毒作用があるので抗菌作用を持つハーブと相乗効果有り。
- 消毒用エタノール(濃度約80%)
- エタノール(濃度約95%)
- 無水エタノール(濃度約99%)
ミツバチが分泌するロウで、ビーワックスとも呼ばれます。
浸出油を作るときに使います。
植物性、または動物性の油から作られ無色無臭で保湿作用に優れています。
チンキを使って外用ローションを作るときに入れます。
シリカ(ケイ素)を含み吸収作用・吸着作用・洗浄作用・収れん作用があります。
カオリン・モンモリオナイトなど。
安全に使用するために
購入時の注意点
- 「食品」を選ぶ・・・「雑貨」は使用できません。
- 色と香りをチェック・・・色・香りと品質は比例します。
- 大量に買わない・・・酸化による品質劣化を防ぎます。
- 学名で購入する・・・似た名前で学名が違う物があります。使用部位も確認すること。
- 信頼できる店で購入する・・・安心して使えるハーブを扱っている店を選びましょう。
使用時の注意点
- 使用部位だけを利用する
- 器具の消毒は入念に
- ハーブティーはその日のうちに飲み切る
- 小さな子供・お年寄り・妊娠中の女性は様子を見ながら
保存上の注意点
- ホウルで購入しカットして使う
- 遮光瓶で冷暗所に保存
- ラベルを貼る

Thank you for reading.
NOTE