NOTEです。
今回は、アロマテラピー検定1級対策。
第4回は、精油が心と体に伝わるルートについてです。
精油が作用するには、主に2つの経路があります。
- 嗅覚器から、脳へ
- 皮膚などから、身体へ
まずは、嗅覚器=鼻から伝わる経路。
嗅覚器から脳へ伝わる経路

揮発性の芳香成分が鼻に入ると、嗅上皮の粘膜層に溶け込み、嗅毛を経て嗅細胞で受容され、電気信号(インパルス)になって嗅神経へ。
そして嗅球で情報を整理されたのち、大脳辺縁系へ送られます。
大脳辺縁系は身体の基本的な機能を司る領域ですが、この領域に海馬(かいば)、扁桃体(へんとうたい)なども含まれます。


そして、視床・視床下部に伝わり、大脳新皮質で『香り』として認識されるとともに、大脳辺縁系の扁桃体で快・不快を感じることにより、視床下部に働きかけ、自律神経系に影響を及ぼします。

皮膚などから身体に伝わる経路

皮膚は『表皮』『真皮』『皮下組織』の3層からできています。

表皮は、異物が体内に侵入出来ないよう、バリア機能を備えていますが、分子が小さく、親油性の精油は皮膚に浸透します。
植物油にまぜて肌に効果的な作用がある精油を皮膚に塗ると、保湿やひきしめなどの効果を得ることができます。
その他の経路は呼気から体内に吸収され代謝・排泄されるルート・口から入り消化器系の粘膜から血液循環によって伝わるルートがあります。
日本アロマ環境協会では、精油を飲む・他の食品と一緒に摂取する・うがいをするという行為はおすすめしていません。
アロマテラピーを安全に活用できるようになりましょう!

お読みいただき、ありがとうございました。